先祖供養

メールでの質問の中で先祖供養についての質問が数多くあります。 一般的にいわれている先祖供養についての説明と,本当の先祖供養とはどんなものかを発表したいと思います。

 

先祖供養に関する私自身の体験

私の妻の弟が,小学3年生の時に海でおぼれて亡くなっております。
私達が結婚して子供ができたころ,妻がいらいらするということで,新聞広告で見た祈祷師のところへ相談に行きました。
その祈祷師にイライラの原因は水子の障りだといわれ、妻は子供を堕ろしたことはないと言ったのですが、何かあるはずだといわれて妻が弟の話をすると、その祈祷師は,それが原因だから供養するので50万円持ってきなさいと言ったそうです。
妻は私に電話でどうしたものかと相談してきたので,すぐ帰るように指示しました。
当時は50万円という大金は用意できませんでした。
結果的にはよかったのですが,同じような体験をされた方がたくさんあります。
その後気になるので,近所のお寺へ相談に行ったら,住職が,私が供養をしてあげるといわれて,弟が亡くなった海まで同行してもらい供養していただきました。
この時点で私達は、弟は成仏したとばかり思っていました。
その後私自身に霊を感知出来、浄化する力がついて,その弟を霊査してみると、未浄化のままでした。
この経験から先祖供養という事を真剣に考えるようになりました。

 

本当の先祖供養の意味

宗教によって先祖供養についての考え方も違うし,方法も異なります。
葬儀の方法,仏壇の違い,位牌の扱い方,お墓の作り方などあげたらきりがありません。
しかし多くの方がそのことにとらわれ過ぎて,悩みを抱えております。
形式にとらわれすぎています。
先祖供養は形式ではないのです。この事をよく理解して頂きたいのです。
先祖供養とは,亡くなった人の魂を浄化して霊界(狭い意味での)以上の世界に送ってあげることなのです。

 

位牌・仏壇・墓の役割

位牌は,亡くなった方の代わりの象徴だと思って下さい。お金をかけるのが良いのではありません。
高いお金を出して戒名をもらって,そのことで魂が浄化するわけではありません。
全ては残った人間の見栄であり,世間体であり、戒名をつける側の金銭欲から生まれるものです。
又,仏壇もお墓も立派なものを作ることがよいとされていますが,これも位牌の場合と同じです。
余裕があればお金を使えば良いんです。お金がないから立派なものが作れないからと嘆くこともありません。
位牌・仏壇・墓などは霊界(過去)への入り口のしるしだと考えてください。
もちろん仏壇や墓がなくても,霊界に入ることは出来るし,未浄化霊を探すこともできます。
人間は形あるものに心を奪われるものなのです。

詳しくは仏壇・墓・神殿の必要性を参考にして下さい。

 

先祖供養の方法

1.心の道場が依頼を受けて先祖供養をする場合

 出来るだけ詳しく調べた家系図を用意してもらいます。
 そして,その家系図をもとに,未浄化霊を捜し出し全て浄化していきます。
 多少時間がかかります。

2.自己浄霊法を実行する

 自己浄霊法を実行することにより,自分に関係のある先祖の霊は次第に浄化されていきます。
 ご自分で確認できないのが難点です。

3.生前をよく知っている人の魂(霊)を浄化する(他者浄霊法)

 生前をよく知っている人の魂を浄化するには,まず自己浄霊法を完璧にマスターします。
 生前の姿や名前などを心の中に想い描くとその方の魂(霊)が心の中に入ってきます。
 この時胸が苦しくなったりすることがあります。
 同時に自己浄霊法を実施します。この方法で特定の魂の浄化が出来ます。
 結果は,何となく晴れ晴れしい気持ちになったり,涙が出てきたり、嬉しい気持ちになれば成功
 したと思って下さい。

以上が究極の先祖供養法です。是非実行してください。

 

お寺・お墓について

先祖供養に関係する事柄で、お寺の問題やお墓の問題が話題になっています。

日本全国のお寺の中で、住職のいないお寺が増えていると言われています。
そして廃屋となって放置されているところもあるようです。
また、少子高齢化の波により住職の後継者がいないため、他のお寺の住職が掛け持ちで寺を守っているということも言われています。

一方、お墓に関しても、墓じまいをする家族やお墓を作らない人たちも増えてきているようです。

このような時代の流れの中で、今までの先祖供養そのものを考え直す必要があるのではないかと思っています。