仏壇・墓・神殿の必要性

私は個人的な見解として、先祖供養に、仏壇やお墓は必ずしも必要はないということを言ってきました。
また、高級神霊とコンタクトを取るのに、神棚は必ずしも必要はないということも言っております。

確かに、想いの使い方、心の使い方がマスターできた人にとっては仏壇、お墓、神棚などは必要ないのですが、なかなかその域に達することは難しいようです。
そこで、考え方を少し変更して、仏壇、お墓、神棚などが必要なのだということを前提として、その必要性を考えてみました。

私たち人間を中心に考えてみますと、天、人、地という分類方法がありますが、この方法で分けると良くわかるのではないでしょうか。

人は人間そのもの、天は絶対神・魂、地は先祖霊・肉体ということになるのでしょうか。

つまり、神棚は、魂が行くべきところ(未来)の入り口であり、仏壇やお墓は、肉体を通じた先祖(過去)からの出口ということにもなります。

また、神棚は信仰の対象、仏壇は感謝の対象とも考えられます。

このように考えると、家庭の中に神棚と仏壇があったほうがよいと思いますよね。

今の自分があるのはご先祖のおかげなのです。ここで感謝です。
また、ご先祖の霊で未浄化のものがあれば、探し出して浄化して差し上げるべきなのです。
これが先祖供養です。
このとき、お仏壇があると、ご先祖に意識が向けやすいことは事実ですので、どんな形式のものでもお仏壇はあった方がよいのではないでしょうか。

そして、
自分の肉体が滅びた時、つまり死んだ時には、魂は高級神霊の世界に行くべきなのです。
迷って成仏できずに未浄化霊になったのではしゃれになりません。
そこで、人間として生きているうちに自分の魂が死後行くべき場所を確認する意味でも神棚があったほうがよいと思います。
神棚は、高級神霊の世界への入り口でもあり、高級神霊をお祀りする場所でもあります。
会員の皆様は、お札を神棚にお納めください。いつかは、神棚から高級神霊のエネルギーが流れ始めますよ。

 

私の経験をお話します。トピックス

私が心の問題を解明したいと思って、霊能開発に取り組もうと思ったとき無性に仏壇が欲しくなりました。
仏壇を購入するのは、身内の誰かが亡くなったことがきっかけになることが多いと思います。(先祖代々の仏壇がある場合は別ですが)
私に家では誰も亡くなっていないので、家族のものは仏壇は必要はないと考えていたのですが、私はどうしても欲しかったので母に借金をして仏壇を手に入れました。
位牌もないので、中の仏像を眺めていました。
とりあえず宗派は母から聞いていたので、その宗派の仏壇を選んだのですが、デザインは自分の好みで選びました。

我が家に仏壇が来てからは、毎日仏壇の前で手を合わせ、「人のためになる仕事をさせてください」とお願いしておりました。
同時に小さな神棚も作り、何をお祀りしていいのか解りませんでしたが、とりあえず水を毎日かえて、「今日1日よろしくお願いします」とだけお願いしていたように思います。

「求めよ、さらば与えられん」の言葉どおり、何かが自分の中で変わり始めました。
そして本格的な霊脳開発がはじまりました。
その後のことは詳しく書きませんが、何がいいたいかと言いますと、自分の意識を集中するために仏壇を手に入れたということです。
仏壇という象徴的なものがあれば、それに向けて自分の意識が集中できるのではないかと考えたからです。

その後、母がなくなりその母の位牌が仏壇の中にありますが、すでに母は高級神霊になっていますので、本来なら神棚でお祀りするのがよいとは思ったのですが、仏壇から呼びかけています。
そんなわけで、我が家では仏壇と神棚の区別がつきません。

長年霊と付き合いながら、いろいろな相談にのっているうちに、仏壇と神棚に対する考えが段々まとまってきて、今回発表した内容が自分では一番納得できるものだと思います。
しかし数年経つとまた変わるかもしれませんが。

 

費用は?

では、仏壇・お墓・神殿などにどれぐらいの費用をかければよいのかということになりますと、考えさせられてしまいますね。
世の成功者といわれる方は、立派な仏壇を持っていらっしゃいます。
成功の条件として、先祖供養という項目があることはよく言われることですが、ある意味では本当だと思います。感謝!感謝!感謝!です。

仏壇に関しては、私が考えるのに年収の2~3割ぐらいがよいのではないかと考えています。
これはあくまで人間の心理的な要因から考えたことですが。安心と感謝の念が得られると思います。

神棚はつくりが仏壇ほど複雑ではないのでわりと低価格で手に入れることが出来ます。
お金をかければ立派な神棚も出来ますが、作ってくれる職人さんがあまりいないようですね。

 

お墓について

仏壇が各家庭にあるのに対して、お墓は、各家系(○○家というような)にひとつ存在します。
家も本家、分家という考え方もありますからお墓もそのようにはなると思いますが、原則としてばらばらになった家族がひとつのお墓をお守りするということになろうかと思います。(一般的な考え方です)

核家族化がすすんだ今は、それぞれの家族がお墓を持つことも多いように聞いています。分骨と言う制度もあるようです。
お墓と仏壇の関係は、会社でいえば、本店と支店という関係に似ているのではないでしょうか。
お墓があっても毎日はお参りできないので、お墓の代わりになるもの(仏壇)を家庭の中につくりお参りするという考え方が合理的ではないでしょうか。
仏壇はお寺の替わりという考え方もありますが。
あくまでも私の勝手な考え方なので、専門家から見ると間違っているという指摘を受けるかもしれませんが、基本的には、感謝の気持ちを向ける対象だと考えるべきだと思います。

最近は、お墓を守る人間がいなくなる可能性があるので、お墓を処分する墓じまいや、お寺などに永代供養をお願いして墓地ではなくお寺や施設にお参りする方法も一般的になってきています。
また、初めからお墓を作らない家庭も増えてきているようです。

今の時代のお墓のあり方をどのように捉えるかは個人個人で違いがあると思いますが、私自身はお墓はなければならないものとは思っていません。

仏壇を拝むことで十分先祖への想いは伝わると思います。