事例1
あるダンススタジオの経営者の女性のご主人からの依頼で、奥様の健康状態がおかしいのでみて欲しいと道場にこられた。
その女性は今にも倒れそうで、座っていることもできないという有様でご主人に抱えられるようにしてみえたが、その女性に二言三言言葉をかけた後、その女性がその人のものではない声と話し方でしゃべり始めた。
その女性がしゃべっている話の内容を聞いていたご主人の顔色が変わって、私もピンときてご主人に「この声の主が誰かわかりますよね」と念を押した。
ご主人は「はい、わかります。前にもこういうことがありました」と答えてうろたえている様子が見て取れた。
私は、ご主人に「この原因を作ったのはご主人です。相手の方とはっき り縁を切らないとこの問題は解決しませんよ。奥様のことを思うのなら、きちんと決着をつけてください。
奥様を苦しめている生霊を処理する方法をお教えしますので、この後すぐ病院に行って点滴を受けてください。
体がかなり弱っていますがすぐ元気になられるでしょう。
今後は奥様に生霊を処理する方法を身につけてご自分が強くなっていただかなければなりません。
そして今後ご主人にはこういうことのないように気をつけてください。
奥様を大事にしてください」 といって、奥様に生霊の処理の仕方をお教えして帰っていただいた。
数日後奥様から元気になられたという報告とお礼の電話をいただいた。
似たような相談は数件ありましたが、どの方も医者に行って診てもらっても原因がはっきりしないという共通点がありました。
先の奥様の体調不良の原因は、ご主人の浮気相手の女性が念が強く、その念(生霊)の影響を受けていたということです。
そして、奥様の体質が霊媒体質であったために奥様の口を通して浮気相手の女性の言葉が吐かれたのです。
この例のように他人の想い(念)を受けることは誰にでもあることです。
ただ、受ける側が霊媒体質であったり、気(気持ちの気ではなく肉体内部に流れる気エネルギーのこと)が弱かったりすると肉体に変化が起きてきます。
事例2
以前、体操競技の試合があり、私が指導している選手も出場したのですが、この選手が試合二日後の練習を休ませてくれと連絡がありました。
1週間後には別の試合があるので練習を休んではおれない状況でしたので、とりあえず体育館に来なさいと支持して待っていました。
本人が到着して母親から話を聞くと頭痛がひどく練習が出来ないくらいだとのことでしたが、私には思い当たることがあったので、とにかく練習を始めなさいといって練習を開始させました。
過去にも似たような経験を何度もしていたので見当は付いていました。
他のクラブの選手はどうなのかわかりませんが、私の生徒は試合前や試合後に頭痛を訴えて練習が出来ないといって休む者が何人もいました。
風邪を引いているわけでもないのに練習が出来ないくらい頭がいたいのだそうです。
このようなことがなぜ起こるのでしょうか。
実は生霊が原因なのです。
他のクラブの指導者であったり、ライバルの選手であったりと、他人からのねたみなどのネガティブな想いが生霊となって苦しめるのです。
また、身内からの過剰な期待なども生霊となります。
生霊の影響で頭が割れるように痛くても、練習を開始すると頭痛も治まってきます。
生体エネルギーが生霊エネルギーに勝てば頭痛は無くなります。
私たちはこの生霊のメカニズムを選手たちに理解させ、対処法を教えることでこの問題を解決しているのです。
おかげでこの選手も次の日は何事もなかったように練習に取り組んでいました。
スポーツの世界のみならず、あらゆる場面で生霊の影響で不都合が起こることがあります。
いつも思うのですが、芸能界のタレントさんなどはさぞかし生霊に迷惑をかけられているのではないかと思っています。
とはいっても生霊が多いほど人気者ということになるのですから、皮肉なものですよね。
生霊とは
生霊とは、生きた人間から発せられる念エネルギーの事をさします。
人間は思うことがエネルギーとなるのです。
考えることと思うことは違います。
考えるということは脳でエネルギーが発生しますが、自分の中で消滅していきます。
一方、思うことは心で思うので、心の中にエネルギーが発生します。
心はすべてのものとつながっています。
(宇宙意識)Aという人間が、Bという人間のことを思ったときエネルギーが発生しBのところまで飛んでいきます。これが生霊です。
思いの内容は、Bのことを好きだという思いも、憎いという思いもエネルギーとしては同じものなのです。
そして、もしBさんの生体エネルギーが弱ければ、体がつらくなったり、ひどいときには病気になります。
相手を呪い殺す「丑の刻参り」や「わら人形」は良く知られていることですが、この原理を応用したものです。
しかし、「返り念」という現象があります。
もしBさんの生体エネルギーが強ければ、Aさんにはね返ってきます。
この場合はAさんが苦しくなるのです。
「恋患い」などはこの典型でしょう。もちろん自念障害(自分の念に負ける)ということも考えられますが。
また人によって、念の強さが違います。
このことも重要なことです。
生まれつき念の強い人もありますが、修行で念を強くする方法があります。
真言密教などはこのような修行で有名です。
霊能者が行う除霊はこの念エネルギーを応用したものです。
生霊の影響で現れる変化
偏頭痛、体の半分に痛みや痺れを感じる、なんとなく体がだるくてやる気がおこらないなどの症状があれば生霊を疑ってみるべきです。
強烈な生霊の場合は相手に顔面神経痛などの症状を起こします。
また、人によっては激しい咳が続くこともあります。
のどや気管支に問題がある人は特にこの傾向が見られます。
心霊写真の中には、生霊を発している相手の顔が写ったものもあります。
解決方法
生霊を受けていると感じた時に手軽にできる対象法を紹介します。
右手の親指を隠すようにこぶしを作り、そのこぶしを臍からこぶし1個分ぐらい下の部分に充て、下腹に力を入れると同時に鼻から息を「フン!」と鋭く吹き出します。
片頭痛等急な痛みを感じた時には効果があります。
ただし、継続性はありませんので、何回も行う必要があります。
なぜなら、生霊は相手が思うことをやめない限り来続けますので、自分に生霊への抵抗力がつくまでは継続しなければならないのです。(時間の経過とともに生霊に体が馴染んできて感じなくなります)
この方法は根本的な解決にはなりませんのであくまでも応急処置だと思ってください。
また、気功法(心癒功)などを実践して普段から自分の気を高めておく事も生霊から身を守 るひとつの方法です。
呼吸法で生霊から身を守る「心癒功」
自己浄霊法を実施することで、生霊の浄化ができますので不快感などは消すことができます。
また、自己浄霊法を継続することで魂の力が強くなり生霊を跳ね飛ばす働きも出てきます。
私自身は、心癒功と自己浄霊法で対処しています。
自分で生霊を浄化できる自己浄霊法